地域のマンション情報マニュアル

コンクリートの品質

2011.09.30

コンクリート構造物は、鉄筋のかぶり厚さが設計値(ふつうは二〇〜三〇ミリ)よりも小さいものが少なくない。ようするに、施工不良である。鉄筋の位置とかぶり厚さをかんたんに調べる方法がある。鉄筋探査計とよばれる測定器である。この測定器を用いると、バルコニー床の配筋不良なども調べることができる。建物基礎の立ち上がり部分などに、白華現象が生じることがある。一一月下旬から二月中旬頃の湿度が低い季節に生じやすい。エフロレセンスのように堅い付着物ではなく、雪が吹きつけたような状態で、かんたんにとりのぞけるが、これがくりかえされるとコンクリートはしだいに崩れてくる。このような現象がおこっているコンクリートは、中性化か急速に進行しており、強度も低下していることが多い。強度と中性化を調べる異常なひびわれや白華などの劣化現象がみとめられたら、建物の強度と中性化を調べておく必要がある。これらの現象は、コンクリートの品質に問題があることをしめすシグナルであって、コンクリートの品質は一般に、強度と中性化によって把握できるからである。

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