Tさんは両親の自宅の一部を取り壊し、お互い往来ができる2世帯住宅を増築することになりました。依頼先は、大手在来工法のハウスメーカーです。相談に来られたのは上棟打ち合わせが終わったときでした。Tさんが言うのには、2階の廊下で両親の家と往来ができるように依頼して契約したのに、今日上棟打ち合わせで、往来できるはずの廊下の接続部分に段差ができてしまい、さらに増築した子供世帯の廊下と親世帯の廊下が20センチ
子供世帯の住宅を親世帯に増築したのに往来ができない... の続きを読む
設計打ち合わせが進んでいくと、いろいろなアドバイザーが登場してきます。まず登場するのがインテリアコーディネーターです。インテリアに関する総合的なアドバイスでは、アドバイザーとして打ち合わせに参加します。インテリアコーディネーターという資格ができるまでは、設計士がその業務を兼ねていましたが、内装や家具、カーテン、照明器具などの分野の商品開発が進むにつれ、その商品知識が多様化し、インテリアコーディネー
カタカナ肩書きのアドバイザーの実力は?... の続きを読む
私たちはまず、物を大切にすることを、子どもたちに伝えなくてはなりません。物を粗末にすることは、資源やエネルギーを浪費して、人類の滅亡をはやめることにつながります。住宅に関して大事なことは、まずは長持ちすることでしょう。家族の年齢や構成、生活様式が変わったときにでも対応できることと、住宅そのものに、住む人が愛着をもつことです。日本では、一九六六〜九六年までの三〇年間に、世界のどこの国もなしえなかった
住宅に関して大事なこと... の続きを読む
コンクリート構造物は、鉄筋のかぶり厚さが設計値(ふつうは二〇〜三〇ミリ)よりも小さいものが少なくない。ようするに、施工不良である。鉄筋の位置とかぶり厚さをかんたんに調べる方法がある。鉄筋探査計とよばれる測定器である。この測定器を用いると、バルコニー床の配筋不良なども調べることができる。建物基礎の立ち上がり部分などに、白華現象が生じることがある。一一月下旬から二月中旬頃の湿度が低い季節に生じやすい。
コンクリートの品質... の続きを読む
クルマは専門家がつくりますが、運転するのはクルマづくりにシロートのあなた。そのあなたが、専門家がつくるからといって、タイヤの交換もできないとしたらどうなるでしょう?おちおち遠くヘドライブに出かけることもできません。住宅も同じです。建築士に設計と監理を任せたとしても、住宅に関する最低の知識を身につけておくことが、住宅を運転=使う上で欠かせません。その欠かせない住宅の知識の中でも、飛び抜けて必要度の高
基礎工事のここがポイント... の続きを読む
これからますます首都圏ならびに地方核都市への人口集中が起きることは容易に推察できます。たとえば、ある予測によると首都圏の人口は今後一年間で三五〇〜五〇〇万人増加するということです。そこに当然、人口増加分の住宅の需要が出てくることになり、地価も上昇……ということになるでしょう。事実、建設省などでもこうした予測の上に立って住宅供給計画を進めているのです。このように、ある特定の地域に人口が集中してお金が
地方核都市への人口集中が起きる... の続きを読む
機能的耐久性は、住宅の使い勝手や設備がライフスタイルに合わなくなることです。これは、メンテナンスの強化により、屋根や外壁以外の部分の防水や設備などを計画的にメンテナンスしていく仕組みが必要です。住宅の耐久性を保つには、ユーザー自身が自分の財産をいかにして守るかという意識をもつことが大切です。現在、住宅メーカーを中心として、保証期間が二〇年、三〇年などと広告されているのを見かけますが、実際の保証約款
家の耐久性を増すためにも、計画的なメンテナンスが必... の続きを読む
私の知人で単身赴任中だったYさんは、12月31日の大晦日に、3ヵ月振りで我が家に帰り、久し振りに家族とともに過ごそうとしたそうですが、NHKの紅白歌合戦が始まったころから、2人の子どもはそれぞれの自分の部屋でテレビを観、携帯電話で友達へ新年の挨拶のメールを打ち続け、奥様も寝室でテレビを観ていたため、Yさんは1人リビングルームでテレビを眺めていたといいます。実に寒々しい光景ですが、いずれ少しも珍しい
子どもの社会性を身に付けさせる家庭教育は困難になる... の続きを読む
棟梁(監督)がスコップでそれに続きます。式が終わるとお神酒で乾杯し、その後はお祝いの飲食となります。新しく建てる建物の末永い無事と家族の息災、そしてこれから始まる工事の安全をお祈りする儀式である地鎮祭は、建主家族と工事関係者がはじめて顔を合わせる場でもあるのです。自分の家の建築に携わってくれる人たちに挨拶をしてまわり、以後の工事の打ち合わせをしておくとよいでしょう。また、上棟式は「建て前」ともいわ
新しく建てる建物の末永い無事... の続きを読む
バブル崩壊以降、「資産価値より利用価値」といった考え方が浸透し、「どこにあるか」より「どう使えるか、収益が期待できるか」に目を向けるようになりました。そのためには、どんな建物がふさわしいか?何のソフト(サービス)が必要か?こうした命題を掲げ、デベロッパーはこの10数年研究と開発をくり返してきました。この流れはより加速し、「利用価値」「収益価値」の高低差は拡大の一途をたどるはずです。そう考えれば、再
資産価値より利用価値」といった考え方... の続きを読む
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